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人間には、生まれつき肌のバリア機能が備えられています。肌表面のわずか0.02mmという角質層が常に潤いを蓄えていることにより、乾燥や外部刺激から肌を守ってくれる機能で、健やかな肌を維持するためには、このバリア機能が正常であることが大前提となります。バリア機能が低下すると、ニキビやシミなどの肌トラブルが起きやすくなるだけでなく、回復しにくくなってしまいます。敏感肌、乾燥肌のタイプの方はバリア機能が低下している状態であり、ある一定期間のなかで肌が生まれ変わりながら新しい角質層をつくるサイクルであるターンオーバーが乱れてしまいます。バリア機能を正常に維持するために、角質細胞のなかにある天然保湿因子は、その半分がアミノ酸で構成されています。天然保湿因子が角質層内で水分を含み保持することから肌の潤いが保たれていますが、バリア機能が低下すると、水分を保持することができなくなり、雑菌などが侵入してニキビができやすくなるのです。

肌の第2次のバリアと言われているのが、角質細胞同士をつなぐ細胞間脂質です。細胞間脂質には、セラミドやコレステロールなどの成分が含まれており、肌のなかの水分を留めて天然保湿因子を安定させる重要な役割を担っています。肌のバリア機能が低下してしまう原因には、ストレスやたばこ、紫外線や生活習慣のみだれなどさまざまな要因が考えられますが、直接的で最大の原因とされているものが乾燥です。つまり、バリア機能を回復させるためには、ニキビには保湿が一番なのです。